D&H BLOG
2023/06/26
スタッフインタビュー
先入観なしの丁寧なヒアリングで理想を叶える家づくり|スタッフインタビュー
こんにちは!D&Hです。
今回話を聞いたのは、家づくりプランナーの和田佳樹。20年の経験を持つベテラン設計士です。和田は、これまでさまざまな家づくりを担当してきましたが、施主様のお悩みはそれぞれ。今回は間取りと土地、どちらを取るか悩みを抱えてD &Hに来店された、T様の家づくりについて聞きました。
T様は、ご夫婦とお子様との3人家族。いくつかの住宅メーカーを検討していて、その際、当社の展示場にご見学に来たことがきっかけです。理想としているのは、「ゆったりして、シンプルでおしゃれな住まい」。広々と開放的なお家に住みたいという希望を強く持たれていました。重ねて、ご家族それぞれの職場へのアクセスが良い立地に暮らしたいというご希望も。希望していたデザインに近いものを感じて、当社にご相談をいただけました。とはいえ、出会った当初は家づくりにあたって悩みも抱えられていたのです。
Q. T様は家づくりにどんな悩みを抱えられていたのですか?
「T様のイメージする住まい」を建てるために、ある程度の広さのある土地を見つけることです。でも、そう簡単にはいきません。希望のエリアに運良く土地が見つかったとしても、条件が良いエリアや広さがある土地はどうしても価格が高くなります。
T様も、予算と土地探しで悩まれていました。1度は立地を優先し、予算内で購入できる建売住宅を検討されたこともあったのですが、どうしても間取りを諦めきれなかったそうです。また条件にあった土地をご自身で探されたことも。実際に現地を訪れてみると隣地の建物に囲まれていて日当たりが良くない。ある程度の広さはあっても、土地の形状で、建物自体はそこまで広く取れないということもネックでした。
Q. どうやって解決されたのでしょうか?
営業担当と一緒に、まずは予算内で理想が叶えられる土地探しから始めました。T様の通勤スタイルや働き方、趣味などライフスタイルをお伺いして、当初検討しているエリア以外でも、T様にあった土地を探すことにしたのです。
そこでご提案したのが、現在の土地です。当初の希望エリアからは外れますが、通勤時間は変わることはありません。ただし、形が特徴的な「旗竿地(はたざおち)」でした。竿に旗がついたような形状の旗竿地は、印象としては駐車スペースの問題や日当たり・風通しが悪いといったデメリットがあります。しかし、周囲の土地よりコストを抑えて購入できることが多いです。幸い、T様にご提案した土地は、日当たり・風通しについては良好。駐車スペースについても許容の範囲内ということで、土地のコストを抑えながら、建物は理想の間取りを実現することができました。
Q. 間取りを決めていく上で、大切にしていたことはありますか。
私が大切にしていることは、お客様のイメージをしっかりと具現化すること。そのためにも、先入観を持たずに話を伺うようにしています。ひとことに「ゆったりしたお家」といっても、お客様が望まれる「ゆったり」とはどんなものか、細かく、具体的に掘り下げていくのです。言葉だけでなく、写真をお見せしたり、絵を描いたりして、行き違いがないように間取りを決めていきました。
ご家族の個室は、それぞれのご希望もお伺いしています。ご主人やお子様はダークトーンにまとめて落ち着きがある雰囲気に。奥様はリモートワークスペースを作られたのですが、その際、壁紙にはアクセントウォールとして持ち込み家具と同色のポップなオレンジ色をご提案しました。
こうして、ご相談からおよそ1年かけ理想をお伺いしながら、「T様だからこそのお住まい」を作り上げていったのです。
Q. 最後に、これから家づくりを考えている方へメッセージをお願いします。
私たちは、これまでにいくつもの家づくりに携わっていますが、お客様は「家づくりははじめて」という方がほとんど。御自身だけで考えた結果、うまくいかず希望の条件を諦めてしまうしかないのか、と悩まれている方もいるのではないでしょうか。視点を変えれば、諦めるのはまだ早いというケースもあります。予算や間取り、土地探しなど何か悩まれていたら、御自身で諦める前に気軽にご相談ください。