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2021/04/18
建築費について
建築費について
大手ハウスメーカー・地場ハウスメーカー・建売パワービルダー・工務店と、住宅を供給する会社は沢山あります。
完成すれば同じ住宅として、仕様や性能の差はあるものの、見た目としてはどこも同じようなものです。どの家にも玄関があり、キッチンがあり、お風呂があり、リビングがあり、トイレがあります。
しかしながら、家としては同じ見た目でも、完成した家の価格は2倍近く違う場合があります。
今回は、家の価格の違いがどういった部分から生じるのか、具体的ご説明します。
はじめに、ハウスメーカーの場合、実際は下請けの建設会社が家を造ることがあり、ひいては孫請会社も存在します。
よって、「ハウスメーカーの利益」に加えて「下請けの建設会社の利益」が必要となります。
家1軒の利益ですから、数百万円の違いが出るのは容易に想像できると思います。
性能
次に住宅の性能があげられます。これは完成した家ではなかなか見分けるのは難しいと思いますが、家の価格で大きな差が出る部分です。
【例】
断熱性能・遮熱性能・耐震性能・遮音性能・壁の中の環境・強度が長く維持できるかetc.
仕様
それぞれの家の仕様も、価格の違いに関わります。これは見た目である程度はわかる部分です。
【例】
キッチン・お風呂・トイレ・洗面台・24時間換気システム・給湯器・塗り壁・自然素材の使用etc.
デザイン
デザイン的な要素もその一つです。
【例】
階段のアイアン手すり・天井まで届くような大きな建具・オリジナルでオーダーしたオシャレな洗面や作り付け家具etc.
職人さんの腕
家とは工業製品ではなく、多くの職人さんが関わり造っていく手造りの塊です。基礎の鉄筋や壁・床・天井の内側等は、完成してしまうと見えなくなる部分ですが、家造りにおいては決して譲れない大切な部分です。
ただ、やはり人間のすることですから、当然そこには差が出てきます。
ベテランの職人さん・見習いの職人さん・細かい性格の職人さん・大雑把な性格の職人さん等、経験値や性格の違いによる技術の差は歴然とあります。そしてその技術の差は、完成する家の性能や品質に確実に大きな違いをもたらします。
腕の良い職人さんは当然賃金も高いのですが、その対価として、確実に良い仕事をしてくれます。
「あの会社は高い」とか、「あそこは安い」といった話を耳にすることがあります。
しかし「高い(安い)」という言葉は、何と比べて高い(安い)のかが明確でないと本来使えない言葉だと思います。
性能・仕様・デザイン・職人さんの腕……これらはコストが掛かる部分で、コストダウンするのが大変難しい内容です。そんな中、ディー・アンド・エイチでは、創業からの30年間で培ったノウハウで日々コストダウンに取り組み、創意工夫と改善を繰り返し、良い職人さんだけが今も仕事を続けています。
今までもこれからも、より良いものをより安く提供できるように日々努力してまいります。